ハゼで始まりハゼで終わり。

クロイトハゼ

クロイトハゼ

新年明けましておめでとうございます。この号が発売される頃には既に初潜りを終えられた方もいらっしゃると思います。今年最初に出会ったお魚は何だったでしょうか?川奈の海で恐らく最初に目にする生物はオヤビッチャの群れかな?エントリー口にたーくさん群れているので顔を水中に付けた瞬間に目に留まるはずです。さてご存知のように川奈といえば「ハゼ」と言われるほどハゼの仲間が多いエリアです。今回ご紹介するのは「クロイトハゼ」と言って砂地の水深16m付近に生息しています。このハゼは自分で巣穴を掘ることができるので砂地に住んでいますがテッポエビ等と一緒ではありません。このお魚は「目」に注目してください。体のラインと同じように眼上にもラインが走っているんです。目玉が動くとラインが少しずれちゃうのが何とも愛らしいですよ。じっくり観察してみてくださいね。今年1年素敵な海と皆様が出会えますように!また事故のないよう安全で楽しいダイビングができますように。

珍客訪問

ヒラベラ

ヒラベラ

朝晩めっきり寒くなってきましたが川奈の海はまだまだ水温20度台。時には陸上にいるより水中の方が暖かく感じる日もあります。透明度も安定していて10m前後、良い時は15mくらい見えているのでアジやカマスやイサキがぐっちゃーっとなっているエリアが迫力満点です。加えて南からの季節来遊魚も豊富です。水面付近のナンヨウツバメウオのトリオ・ヒレナガハギ・ツノハタタテ・ミナミハタテ・クログチニザ・コクテンサザナミハギなどなど。極めつけはこの写真のヒラベラです。体色は鮮やかなグリーンで海草に寄り添うようにしています。生命の星地球博物館の瀬能先生によりますと「熱帯性で,日本では琉球列島の内湾で見られますが,死滅回遊で駿河湾からの写真記録があります。相模湾からは初めてでしょう。」とのコメントを頂きました。まだまだ何が出てくるか分からない川奈の海からでした。 ※写真は小林康祐氏よりご提供頂きました。

名前の由来

ツバメウオ

ツバメウオ

秋の絶好のダイビングシーズンですね!川奈の海も10月中旬現在、水温23度平均透明度10~15mと、文句無しの海況が続いています。陸上を吹く風がだんだん、冷たくなってきているのが気になりますが・・・。さて、今回のお魚は「ツバメウオ」です。伊豆の海にもとともと生息していない、いわゆる季節来遊魚です。魚の名前には由来があって、幼魚の頃は空を飛ぶ「ツバメ」に似ていることことからこの和名がつきました。川奈で見られているツバメウオは少し成長している若魚でツバメとはほど遠い容姿ですが、訪れるダイバーの人気者になっています。動きも鈍いので写真にも撮り易いですよ!その他「ナンヨウツバメウオ」も水面を漂っております。比較的浅場の方がただ今ホットな川奈であります。

切れ味はいかがかな?

カミソリウオ

カミソリウオ

いよいよ秋のベストシーズンを迎えましたね。川奈の海も水温26度、透明度は平均して10~15mくらいで安定しています。いくつかの台風が南から季節来遊魚を連れてきてくれています。代表的なのは、ミナミハコフグやトゲチョウチョウウオやツノダシやハタタテダイなどなど。カラフルな魚達に囲まれることが多くなってきました。そんな中、変わった姿のこの「カミソリウオ」も出没しました。写真のように頭を少し下げ気味に、海草やゴミだまりに身を漂わせているのが特徴的です。魚の形をインプットしてしまえばわりと簡単に擬態を見破れる事でしょう。ペアでいることも多いです。雌雄の見分け方は「南海キャンディーズ」のしずちゃんのようにメスの方が大きく、やまちゃんのようにオスの方が小さいという覚え方でほぼ間違いありません。今年の秋は是非、このカミソリウオを見つけてみてくださいね。

可憐

ムラサキウミコチョウ

ムラサキウミコチョウ

川奈のボートポイントはサメやトビエイなど大物のイメージが根強くありますが、実はこんな可憐なウミウシも生息しています。じっくり根のまわりなどをウォッチングしていると発見できまよ。体長は大きいものでも1cm程度と小さいウミウシですが、目立つボディーカラーでわりと見つけやすいんです。水中では濃い紫色ってとても映える色ですものね!更に、アクセントで黄色が混ざり何とも言えないカラーなんですよ。ご存知の方も多いと思いますがムラサキウミコチョウは水中を泳ぐことができるウミウシなんです。その姿は北の海のクリオネを連想する泳ぎ方なんですよ。皆さんもこんなシーンに出会えるといいですね。

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