「ハゼの当たり年」

Vanderhorstia auronotata

Vanderhorstia auronotata

川奈の海も平日週末問わずのーんびり潜れる季節になりました。昼休みの日向ぼっこも最高に気持ちいいですよ!さて今月はハゼの仲間の紹介です。川奈の砂地は砂質が3パターンくらいに分かれていて、各エリアで生息するハゼの仲間が違います。特に水深16m付近からドロ質が多くなり、ユカタハゼ・カスリハゼ・クサハゼ・イトヒキハゼなどが多く生息しています。今年はハゴロモハゼの仲間やホタテツノハゼの仲間なども観察できています。写真のハゼは「Vanderhorstia auronotata」と言って標準和名がまだついていないハゼの1種です。とーっても珍しいハゼの仲間と出会えるとやっぱりうれしいですよね!クサハゼに似ているので見逃してしまっている方も多いと思います。じーっくり違いを見分けてみてくださいね。

「ふてぶてしさもまた・・・・・」

オオモンカエルアンコウ

オオモンカエルアンコウ

すっかり秋の陽気となりましたね。川奈の海も衣替えが始まりドライスーツダイバーが多くなってきました。水温は20度前後、例年より水温の低下が少し早いです。透明度はこれからどんどん良くなるのでワイドにアジやカマス・イサキの群れなどウォッチングするのもいいですね。今回ご紹介するのは「オオモンカエルアンコウ」ザラカイメンの上で胸鰭を上手に使ってバランスよく留まっているんです。ここ数日間同じポーズをずーっととっていますのでかなりのダイバーさんのモデルになったことと思います。表情だけ見ていると何だかふてぶてしさも感じられますが、このふてぶてしさもご愛嬌。つぶらな眼もキュートに見えてきちゃいますよ。川奈のビーチでは大半がカエウアンコウかベニカエルアンコウなのでとても貴重な個体です。いつまでもこのザラカイメンのベッドで揺られていてくれると良いですね。

「ピカピカの1年生」 
写真:仲島 英子様

ネジリンボウ

ネジリンボウ

ようやく川奈の海は夏の喧騒を忘れ、いつもの静かで穏やかな海に戻り始めました。そして透明度も水温もベストなコンディションを迎えようとしております。水中生物は、ツキチョウチョウウオやケラマハナダイ・ツノダシ・メガネスズメダイなどの季節来遊魚達が華を添えてくれています。毎年この時期になると現れるカミソリウオやネジリンボウも確認できました。川奈のネジリンボウはある日突然、ほぼ一斉に5~7個体の幼魚が姿を現わします。今年も例外ではありませんでした。砂地に黄色の頭がチョコンと見え隠れするので発見するのはそう難しくはありませんが個体のサイズが小さいのが難点です。さながら黄色い頭の部分がピカピカの1年生がかぶる真新しい安全帽のようで初々しく感じます。見た目と名前のインパクトが強いので1度見たら忘れられないお魚になることは間違いないでしょう。川奈のハゼの代表格でもあるネジリンボウ是非見つけてあげてくださいね。但し、近寄るときは脅かさずそーっとゆっくり「抜き足差し足」ってな具合にお願いいたします。

「どんだけーの確率?」
写真:小林 康祐様

ヨツスジミノウミウシ

ヨツスジミノウミウシ

毎日暑い日が続きますね。川奈の海は今年初めて水温28度を記録しました。例年は26度ほどなので2度も高いのです。おかげで水中はぬくぬく、24度くらいの水温の層に遭遇するとヒンヤリするほどです。更に透明度が安定して良いのがうれしいです。ビーチは10m前後、ボートのポイントでは12m~15mほど見えているのでキビナゴの大群を追うワラサの群れやカンパチ、ヒラマサなどが連日ウォッチングできています。そんな中ポツンとこんなウミウシと遭遇しました。名前は「ヨツスジミノウミウシ」川奈のデータベースでは初めての確認でした。大きさは全長2cm大海原の中、この子と巡り合わせる確率ってどんだけーって感じですよね。運命を感じました。一緒に潜っていた小林氏に撮影をして頂き今回のお披露目となりました。まだまだ素敵な出会いが待っている川奈の海。これからもご期待くださいませ。

「うーさま参上」

タカマユウツボ

タカマユウツボ

川奈の海もいよいよ夏本番!水温もグングン上昇してきました。今年は上層と下層で大きく水温が分かれる潮が特徴的です。下層はヒンヤリしますが透明度が15mくらい見える日も多いです。季節来遊魚も確認され始めました。そんな川奈の海からお届けする今回のお魚は「タカマユウツボ」といいます。「なんだよウツボかよ!」という声も聞こえてきそうですが、見たくても中々発見できない種類なんです。伊豆の海に沢山いるウツボの中でも特にサイズが小さなウツボで愛嬌もあります。色は言葉が悪いですがバナナが腐りかけた感じのこげ茶色。顔の正面にいくつかの斑点もあります。いつも見るウツボとは明らかに違いますので見分けの苦手な方にもわかると思います。外人さんはウツボが大好きです。最近ようやく理解が出来てきました。特定の個体に愛称をつけて成長を見守るダイバーさんもいらっしゃいます。皆さんも水中でこんなウォッチングをしてみたらいかがですか?

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