うじゃうじゃ

サビハゼ卵
川奈の海は春に向けて、いろいろな生物の産卵が見られます。テングニシとういう貝の仲間はウミホウズキと呼ばれる奇妙なドミノのような形の卵を岩や木のくずに産み付けます。ヤリイカやホラガイの仲間は岩陰に、ウミウシの仲間達は海藻にそして今回紹介しますサビハゼは小さな岩の下や海の中でゴミになっているトタンの下などに卵を生むことで知られています。サビハゼの雄は雌を誘い入れるために巣穴の整備を一生懸命行います。そして迎え入れて産卵するのですが産み付けてからハッチアウトまで約2週間とかなりのスピードで育ってしまうのです。ですから卵の状態をウォッチングできる期間も極めて短いということになります。「えーってことはあんまり見られないの?」こんな声が聞こえてきそうですが心配いりません。沢山のサビハゼが至るところで産卵しますのでチャンスはかなりあると言えます。ただ、産み付けた卵を雄が一生懸命守っています。この雄と卵にダメージを与えないようにやさしく見てあげてくださいね。昔の人生ゲームの車に乗せる人の形をしたやつ(知ってる人はあんまりいないかな?)に似ている卵がびっしり見られますよ。私達が記録している川奈のデータベースによると4月中旬まで卵が確認されています。是非ウォッチングする時にリクエストしてくださいね!!
「北の国から」

ナメフウセンウオ
毎年伊豆の海では黒潮の影響を受け始める季節になると、南からやってくる「季節来遊魚」が話題になります。サザナミフグやフエヤッコダイなど本来伊豆には生息していないような生物です。南からやって来る、或いは南の海で良く見かける生物はわりと脚光を浴び、被写体としてもかなり人気が出るものなのですが、この時期は北の海に生息する生物に注目したいものですよね!注目度NO1の北の生物と言えばダンゴウオの仲間です。川奈でも毎年ダンゴウオが1月初旬から6月中旬までの間でウォッチングされています。見られる期間が長いのですが、当初は極小サイズでなかなか被写体としては手ごわい相手です。4月以降はサイズも大きくなりコンデジに通常のレンズで十分撮影できるようになります。良く動く個体やまったく動かない個体とおりますので見極めも肝心です。あとは撮影するポジションも重要で正面や斜め前方などいろんな角度から撮影することをお薦めいたします。きっといろんな表情が捉えられることでしょう。今回紹介しているナメフウセンウオは今年初めて川奈で確認されたダンゴウオの仲間です。体全体と顔の表情を写し込みたかったので前方やや上方からのカットです。表情は愛らしいのに顔色の悪い感じが、倖田來未風に例えると「エロ疲れ気味」って感じかなぁ・・・。